事例5 遺言書の内容に納得がいかない

【お悩み事項】

 遺言書が発見されたが、被相続人が生前言っていた内容とまったく真逆のことが書かれていた。

この遺言書の内容通りで遺産分割を行うことには納得がいかない。

【こうやって解決しました!】

 発見された遺言書が自筆証書遺言なのか、公正証書遺言なのかを確認させていただいたところ、自筆証書遺言であることが判明しました。

 

 そこで、まずは自筆証書遺言が法律上の要件に従って作成されているのか確認をしました。これは、法律上の要件に従って作成さ入れていない場合は、その遺言書が無効となるからです。

 

 次に、自筆証書遺言を作成した当時の被相続人の状況、具体的には認知症等の症状が出ていなかったかを確認しました。これは認知症等を発症していた場合、果たして遺言書に書いた内容について、作成者がきちんと理解していたのか(遺言能力があったのか)問題になるからです。遺言能力が無かったとなると、その遺言書は無効となります。

 

 上記以外にも遺言書の内容からすれば、特定の相続人に対して著しく利益又は不利益を与えていないかを検討しました。具体的には、遺留分侵害がないのか、特別受益による相続財産の分配について修正する要素がないのか、という点になります。

 

 上記のようなことを一通り調査したところ、自筆証書遺言を作成した当時の遺言能力に疑いありという結論になりました。ただ、遺言能力について相続間での意見が一致しなかったことから、最終的には遺言無効確認の訴えを提起し、裁判所より遺言が無効である旨の判決をもらった上で、再度相続人間で協議し、依頼者においてある程度納得に行く形で遺産分割協議を成立させることができました。

 

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